SES契約でのスキルアップは難しい?
SES契約で働くエンジニアは、スキルアップが難しいと言われています。SES契約では、ある程度スキルを持ったエンジニアを、業務委託の形でベンダーがクライアント先に出向させます。クライアントはエンジニアを即戦力と考えるため、教育する必要性を感じないのです。
こうした環境にあるSES契約ですが、工夫次第でエンジニアがスキルアップする方法があります。そこでまず大切なのが、自分のスキルや技術を分析することです。分析することによって、自分自身の現状と課題が見えてきます。そのうえで、目標を持つことも欠かせません。自分が考えるプログラムを作る目標でも良いですし、理想とする働き方の形という尺度で考えても良いでしょう。
自己分析をして目標を立てたら、周囲に目を配ります。クライアント先の他エンジニアを観察すると、自分とは違うスキルを持っている人がいるはずです。特に自分が理想として掲げるスキルを持っている人や、同じスキルでも仕事をこなす能力が高い人がいれば、直接話すことでヒントが得られるかもしれません。
さらに、アンテナを張る手段としては、エンジニア向けの勉強会や交流会、イベントなどへの参加が挙げられます。今のトレンドを掴んだり、知識を広げたりできるため、しっかりとした方向性を持って学んでいけるでしょう。
最後に、自分が深めたスキルを副業などで実践するのも良い方法です。クラウドソーシングには様々な案件が載っているので、自分のレベルに応じて取り組めば、スキルアップした内容にどれほどの対価があるかを実感でき、さらなる向上心を持てます。